地域特集
北海道の怪談・都市伝説
収録20話 ・行ける怪談1件
既存の参照情報 42件 ・最終確認 2026-07-26
学校の怪談
3話- 学校
放送室から聞こえる声
電源を落としたはずのスピーカーから、声が聞こえる。北海道のある中学校で、放課後に機材を片付けていた放送委員が体験したとされる話だ。声は言葉の形を…
初出・流布: 全国的な学校怪談「放送室の怪」の北海道型。1990年代に学校怪談ブームとともに各地の学校に広まった
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 学校
冬の音楽室のピアノ
窓が鳴り、廊下の暖房パイプが膨張してきしむ音を立てる。北海道の学校の冬は、建物そのものがずっと何かを喋っているような音に満ちている。だから放課後…
初出・流布: 全国的な「音楽室のピアノ」怪談の北海道型。冬の降雪期という季節条件と結びついた形で流布
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 学校
札幌の小学校のトイレ
札幌の小学校に伝わるトイレの怪談は、骨格そのものは全国どこでも聞くものと変わらない。放課後、誰もいなくなったトイレの三階、奥から三番目の個室を三…
初出・流布: 1980年代に全国流布した「トイレの花子さん」伝承の北海道型。昭和60年前後から小学校に広まった
参照 2件 ・確認 2026-07-09
病院の怪談
2話- 病院
廃炭鉱街の病棟に灯る窓
羽幌、夕張——道内に点在するかつての炭鉱街には、決まって同じ話がある。「閉山から何年も経ち、電気も通っていないはずの病院の窓が、夜になると明るく…
初出・流布: 炭鉱閉山期(昭和40〜50年代)以降に流布。羽幌・夕張など複数の炭鉱跡地で類似の話が記録されている
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 病院
雄別炭鉱の病院跡
人口一万人を超えた時期もあったという雄別炭鉱の街が、釧路市阿寒町の山中にあった。大正八年に採炭が始まり、最盛期には病院や学校、映画館まで揃った一…
初出・流布: 1919年採炭開始・1970年閉山。最盛期の人口は一万人超。閉山後から心霊譚が流布
参照 2件 ・確認 2026-07-09
トンネル・山・廃墟
3話- トンネル・山
常紋トンネルの人柱
遠軽と北見を結ぶ石北本線の山岳区間に、常紋トンネルという全長507メートルほどの単線トンネルがある。大正三年の完成で、工事には当時「タコ」と呼ば…
初出・流布: 1912年着工・1914年開通。1970年の改修工事中に人骨発見が報道され広く知られる
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- トンネル・山
旧小別沢トンネルの封鎖
札幌市西区の小別沢に、かつて手掘りのトンネルがあった。大正末期から昭和初期にかけて、地域の住民が費用を出し合い、約二年かけて掘り進めたものだとい…
初出・流布: 1927年頃完成。平和の滝・西岡水源地と並ぶ「札幌三大心霊スポット」として1990年代から流布
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- トンネル・山
オタモイ海岸の龍宮閣
小樽市の中心部から北西へ五キロほど行くと、日本海に面した断崖が続くオタモイ海岸に出る。昭和初期、この絶壁の上に実業家が開いたのが「オタモイ遊園地…
初出・流布: 1934年開園、1952年の火災で龍宮閣が全焼し廃園。廃園後から心霊譚が流布
参照 2件 ・確認 2026-07-09
ネット怪談
2話- ネット
道産子怪談まとめスレ
広大な農地を切り開いた一本道、視界を奪う吹雪——北海道の地理と気候はそのまま、ネット怪談の舞台装置になる。2000年代にインターネットが普及する…
初出・流布: 2000年代のインターネット掲示板を通じて全国流布。北海道固有の地理・気候条件が怪談に反映されている
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- ネット
リヤカーおばさん
時速八十キロで走る車のルームミラーに、リヤカーを引いた老女が映り込む。本州で語られる「ターボばばあ」は自動車に並走して追いかけてくる存在として知…
初出・流布: 全国型「ターボばばあ」の北海道派生型。1980年代末から90年代に広まり、DVD化もされた
参照 2件 ・確認 2026-07-09
都市伝説
10話- 都市伝説
朝里峠の忘れ物
深夜、南小樽で客を乗せたタクシー運転手の話がある。乗せたのは若い女性で、行き先は朝里峠方面。山道を上るにつれ外気が下がり、窓ガラスが曇っていった…
初出・流布: 1970年代から語られてきたタクシー幽霊譚の北海道型。各地の「幽霊タクシー」伝承の変種
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 都市伝説
函館・外国人墓地の赤墓
表と裏を真っ赤に塗られた一基の墓石がある。函館山の裾野に広がる外国人墓地の中でも「赤墓」と呼ばれ、刻まれた漢字の文章を最後まで読んだ者は死ぬ、と…
初出・流布: ペリー艦隊が1854年に水兵2名を埋葬したのが起源。赤墓の伝説は明治期から語られてきた
参照 3件 ・確認 2026-07-26
- 都市伝説
平和の滝の白い手
日が傾き、滝の水音だけが響くようになると、平和の滝は昼間とは別の顔を見せ始める。札幌市西区、落差十メートルのこの滝は休日になれば多くの市民が訪れ…
初出・流布: 心霊スポットとしての流布は1980年代以降とされる
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 都市伝説
神居古潭・悪神の首
神居古潭——アイヌ語で「神の住む里」を意味するこの地名は、字面どおりの畏れを今に伝えている。旭川市街の西、石狩川が岩山の間を縫って流れるこの区間…
初出・流布: アイヌの伝承に由来。ニッネカムイ(悪神)との戦いの伝説は古来から伝わる
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 都市伝説
コロポックルの離去
夜のうちに魚や山の幸が置かれている。誰が運んできたのかは分からない。アイヌの伝承に登場するコロポックル——「蕗の下の人」を意味するこの存在は、ひ…
初出・流布: アイヌの口承伝承。文献への記録は19世紀末から。コロポックルは「蕗の下の人」を意味するアイヌ語
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 都市伝説
摩周湖・霧の中の老婆
一年のうち百日以上、この湖は霧に沈む。道東・弟子屈町の摩周湖は世界有数の透明度を誇るカルデラ湖でありながら、外輪山を越えて流れ込む冷気のせいで視…
初出・流布: アイヌの伝承に由来。カムイシュ島の成立にまつわる伝説は古来から伝わる
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 都市伝説
西岡水源地の水面
春から夏にかけて水芭蕉が群れ咲く西岡公園の貯水池は、散策する市民の姿が絶えない。明治時代に陸軍の水源として整備されたこの池は、月寒川の上流域がか…
初出・流布: 軍用水源として整備された歴史を背景に、心霊スポットとして流布したのは1980年代以降
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 都市伝説
ホヤウカムイの沼
蛇の神が、沼の底に棲んでいる。アイヌの伝承に登場するホヤウカムイは水辺に潜む蛇神で、自然の神々(カムイ)が人間と対等な関係にあるとされるアイヌの…
初出・流布: アイヌの伝承に登場するホヤウカムイ(蛇の神)に由来。開拓期の農村での伝承と融合して広まった
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 都市伝説
登別地獄谷の湯鬼神
硫黄の匂いが立ちこめる谷に足を踏み入れると、まず息が詰まる。登別温泉の背後に広がる地獄谷は日和山の爆裂によって生まれた地形で、無数の噴気孔と熱泥…
初出・流布: 地獄谷の名称は江戸末期〜明治期に定着。鬼と温泉を結びつける伝説は明治以降に語られてきた
参照 2件 ・確認 2026-07-09
- 都市伝説
支笏湖・死骨湖の異名
日本で二番目に深い湖に、「死骨湖」という物騒な異名がある。千歳市の支笏湖は最大水深およそ360メートル、冬でも凍らない不凍湖で、水の透明度は国内…
初出・流布: アイヌ語由来の地名「シ・コッ」に「死骨」の漢字を当てた俗説が、湖の深さや水難のイメージと結びついて流布
参照 3件 ・確認 2026-07-09
本記事の内容は伝承・都市伝説を基にした読み物です。特定の実在個人・実在団体を指すものではありません。