学校の怪談|大阪府
大阪の学校に伝わるトイレの花子さん
伝承の範囲
大阪府内各地の小学校。全国的な伝承が大阪でも広く定着している
- 記録の扱い
- 伝承・都市伝説として記録
- 参照情報
- 2件
- 最終確認
- 2026-07-09
「花子さん、いはりますか」
大阪の小学校で語られるこの怪談は、呼びかけの言葉遣いだけがよそと少し違う。中身の骨格は全国どこでも同じで、三階の三番目の個室をノックして呼びかけると返事がある、というものだ。一九八〇年代から九〇年代にかけて、児童の間で盛んに語られた。
大阪ならではとされているのが、返事が関西弁で返ってくるという一部地域の話だ。「花子さん、いますか」に対して「おるでー」と返ってきた、という語り方をする子もいたらしい。標準語の花子さんとは違う人物なのか、それとも同じ花子さんが場所によって言葉を変えるのか、そこは誰も詰めて考えない。
「赤い紙をあげましょうか、青い紙をあげましょうか」という別の怪談と合体した形も、大阪の学校では珍しくない。どちらかの色を選ぶと、選んだ色に全身が染まってしまうという結末がつく。その後、映画や漫画の題材になったことで、この合体版も含めて再び子どもたちの話題にのぼった時期があった。