ネット怪談|大阪府・大阪市
大阪ミナミの怪談テラーズ
伝承の範囲
大阪ミナミ(道頓堀・難波周辺)。繁華街の都市伝説として語られるネット発祥の話群
- 記録の扱い
- 伝承・都市伝説として記録
- 参照情報
- 2件
- 最終確認
- 2026-07-09
深夜の道頓堀を歩くと、川沿いのネオンと人の熱気がいつまでも途切れない。その一角、千日前から道頓堀にかけての繁華街は、2010年代以降、怪談師たちが動画や配信で取り上げる実話怪談の舞台としても知られるようになった。
定番のひとつが、千日前で深夜にタクシーを拾ったところ、走行中に後部座席の客が消えていたという話だ。運転手自身が語ったとされる形式で怪談サイトや配信動画に繰り返し登場する。同種の話型は全国のタクシー怪談に共通するものだが、千日前という土地の来歴が加わることで、大阪版特有の重みを帯びる。
もう一つ語られるのが、道頓堀沿いの店から出た後、誰かに付いてこられている気配を感じたという体験談だ。人混みや深夜特有の空気、酒の影響が重なって生まれる感覚とも説明できるが、体験者自身の口から語られるとき、それは怪異の記録として扱われる。華やかさと孤独が同居する深夜の繁華街は、こうした話が生まれ続ける格好の舞台であり続けている。