ネット怪談|大阪府
きさらぎ駅・関西の乗客
伝承の範囲
特定の実在路線を持たない。元の投稿は静岡県の遠鉄沿線が舞台とされるが、関西版の二次投稿も多く存在する
- 記録の扱い
- 伝承・都市伝説として記録
- 参照情報
- 2件
- 最終確認
- 2026-07-09
2004年1月8日、2ちゃんねるの実況板に「はすみ」と名乗る人物が現れた。電車がいつまでも停まらず走り続け、行き着いた先は「きさらぎ駅」という聞いたこともない無人駅——投稿はリアルタイムで更新され、一夜にして語り尽くされる怪談として完成した。舞台になったのは静岡県内の遠州鉄道沿線だとされている。
この話型は全国各地に飛び火した。大阪でも2005年以降、「大阪メトロに乗っていたらいつの間にか見知らぬ駅に停まっていた」という形式の二次投稿が現れている。オリジナルを知った上で書かれた、いわば公認の派生と言っていい。
「知らない駅」「降りたら戻れない」「見知らぬ場所に取り残される」——この恐怖の型が人間の根源的な不安に触れるものだからこそ、これほど多くの派生を生んだのだろう。遠州鉄道は話題化を受けて、実際に「きさらぎ駅」という名の臨時駅を一時的に設置したこともある。
投稿がフィクションだとする見方は一般的だが、「2004年に何かがあったのではないか」という声は今も途切れていない。