百物語

ネット怪談|福岡県・宮若市

犬鳴村伝説

伝承の範囲

実在の犬鳴谷・犬鳴峠を背景にした都市伝説。物語に登場する『日本国憲法が通じない村』は確認されていない

記録の扱い
伝承・都市伝説として記録
参照情報
2
最終確認
2026-07-14

犬鳴村伝説では、峠の先に地図から消された村があり、入口には「この先、日本国憲法は通じません」と書かれているという。外から来た者は戻れず、電話も警察も届かない。実際の犬鳴谷には福岡藩が林業を管理するために置いた集落が存在したが、都市伝説のような無法の村を示す記録はない。旧犬鳴トンネルの封鎖、山深い地形、集落の移転とダム建設といった断片が、ネット上で一つの恐怖物語へ編集された。映画によって看板の文句まで広く知られるようになったが、実在地域の住民像と混同してはならない。場所を差別的に描くのではなく、現実の地名から架空の共同体が作られるネット怪談の過程として扱う。

なお、確認できる地形や施設の来歴と、後年の目撃談は同じ確度ではない。本稿では両者を分け、現地の規則と安全を優先して記録している。

初出・流布時期(推定含む)

筑豊周辺の峠の噂がインターネット掲示板で定型化し、映画『犬鳴村』で全国化

類話・バリエーション

  • ・入口に日本国憲法が通じないと書かれている
  • ・村へ入ると帰れず地図にも載っていない

出典・参照

伝承の実在・流布を確認した日: 2026-07-14

本記事の内容は伝承・都市伝説を基にした読み物です。特定の実在個人・実在団体を指すものではありません。