百物語

ネット怪談|大阪府

大阪で流行ったひとりかくれんぼ

伝承の範囲

特定の場所を持たない降霊術として関西・全国で流布。元は関西・四国地方でコックリさんと並んで知られていたとされる

記録の扱い
伝承・都市伝説として記録
参照情報
2
最終確認
2026-07-09

縫いぐるみに米と自分の爪を詰め、水を張った浴槽の中で「見つけた」と宣言してから目を閉じ、十数える間に家のどこかに隠れる。「ひとりかくれんぼ」と呼ばれるこの降霊術は、関西や四国の一部でコックリさんと並んで知られていた遊びだったという説がある。

全国区の知名度を得たのは2007年、2ちゃんねるのオカルト・超常現象板に手順が詳細に投稿されてからだ。書き込みの直後から「実際にやってみた」という報告が相次ぎ、奇妙な出来事を伝える投稿が連鎖的に増えていった。以降、この話はインターネット発怪談の代名詞としてたびたびメディアに取り上げられることになる。

大阪ではマンションの一室や、いわゆる事故物件で試したという体験談がウェブ上に残っている。物音がした、テレビが勝手についた、といった内容だ。話の核心は「終了の手順を間違えると終われなくなる」という一点にあり、これが恐怖として機能してきた。実際にやった証拠は当然どこにもないが、2007年以降の投稿履歴そのものは今もネット上に残っており、この話が広まった過程だけは確かに記録されている。