都市伝説|愛知県・犬山市
入鹿池の水辺の怪談
伝承の範囲
犬山市にある江戸初期築造の農業用ため池。現在も治水・農業施設として管理される
- 記録の扱い
- 伝承・都市伝説として記録
- 参照情報
- 2件
- 最終確認
- 2026-07-14
入鹿池は一六三三年に築かれた大規模なため池で、尾張北部の農業を長く支えてきた。広い水面と長い堤は昼間には行楽の風景だが、夜釣りの人々の間では、対岸に女性の姿が見える、岸から名前を呼ばれたという話が語られる。ため池の怪談は水難事故の記憶と結びつきやすいものの、出典のない特定の事件を付け加えるべきではない。人工の湖でありながら自然湖のような広がりを持ち、水位や霧で景色が大きく変わることが、距離感のずれや人影の誤認を生む。愛知県は池の築造年代と耐震・管理の情報を公開している。現役の農業・防災施設としての役割を踏まえ、水辺の安全を戒める現代の口承として扱う。
なお、確認できる地形や施設の来歴と、後年の目撃談は同じ確度ではない。本稿では両者を分け、現地の規則と安全を優先して記録している。