トンネル・山・廃墟|神奈川県・秦野市
旧善波トンネル
伝承の範囲
秦野市と伊勢原市の境にある善波峠の旧道側に残る隧道。現地の規制や通行止めには必ず従う必要がある
- 記録の扱い
- 伝承・都市伝説として記録
- 参照情報
- 2件
- 最終確認
- 2026-07-14
国道246号が越える善波峠には、新旧の道が折り重なるように通っている。その旧道側の隧道は、交通事故への注意を促す看板と結びつき、いつしか神奈川を代表するトンネル怪談の舞台になった。雨の夜、坑口の近くに少年らしい影が立つ、車の前を横切った姿が次の瞬間には消える、といった話が繰り返される。噂の細部は語り手ごとに異なり、特定の事故について断定できない部分も多い。それでも、狭い旧道、濡れた路面、照明の乏しい隧道という環境が、交通安全の記憶を怪談へ変えてきたことは読み取れる。現在の道路状況と立入可否は変わり得るため、本稿は訪問を勧めるものではなく、地域に流布する伝承として記録する。
なお、確認できる地形や施設の来歴と、後年の目撃談は同じ確度ではない。本稿では両者を分け、現地の規則と安全を優先して記録している。